ユニヴァーサルバレエ協会

主にバレエ萌えが絡んだ創作物を記載しています

【掌のバレエ萌え小説】わたしと彼のBallet'x(バレエックス)2

 

 

クラシックダンスは躰の各部に負担がかかることで──本来慎重に取り扱わなければなりませんが

基礎的な鍛錬をきちんと積めばある程度は自分の躰の「もともとの動き」として制御できるようになります

言い換えるならば自分の躰のつくりそのものを踊りのために改造してしまうわけです

ただし──踊りに沿った動きをしている間はその改造された躰そのものを強く意識している状態になっています

もうひとりの別の自分が重なり──憑依している状態といってもいいかもしれません

わたしにとってそれは「自分が確かにここに在る」という実感が与えられる瞬間です

そうした状態で躰の芯からの快の感覚の交わりを知りたい──という強い欲求がわたしの中に生まれてしまったのです

実際パ・ド・ドゥにおいて男子が女子を支えるホールドという動作は容易にお互いの抱擁へと変形でき

抱擁は接触そして相互の刺戟の反復へと繋ぐことが可能になります

それが第三者の視点から観て芸術的とは言い難い──もっと言えば生理的な拒否感をもたらす猥褻なものだったとしても

本人にとって深い達成感と充足をもたらすものである以上は価値のある行為だと思っています

とりあえず現状でわたしができる「いいわけ」はそんなところです

 

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【掌のバレエ萌え小説】わたしと彼のBallet'x(バレエックス)01

バレエックス(わたし個人の造語です)はバレエの美術的・肉体的表現をとりいれた──そういった方面の行為ですが

着ているものが汚れないように薬局などで買える衛生用のあれやこれやを工夫して使っていますし

お互いの器官が直に接触する機会を排除しているので遺伝子的なものが結合する可能性もありません

では極致にいたるのは難しいのではないかと思われがちですがあに図らんやわたしたちの場合きちんと達します

クラシックバレエのパ・ド・ドゥ(男女二人の踊り)は擬似恋愛行為の極北ともいえるものなので

その訓練の過程や本番の舞台でわたしたちの無意識に深く刻まれた精神的あれやこれやのおかげで

しかるべき摩擦系の刺戟を強く受けなくとも充分に快の感覚が生まれるようになってしまっています

想像力は硬いペンよりも強し──もしくはクリより美味いなんとかかんとかといったところでしょうか

ちなみに初めて試みたときには彼が数分の間にたてつづけに三回達して呆然となっていました

いろいろな意味で刺戟が強すぎたのかもしれませんし──慣れないうちは想定外の事が起きるものです

ともあれふたりで積み重ねた努力のかいもあって状況はそこそこ改善され現在に至っているところです

 

 

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